利益の最大化についての考え方

「改善の基本的な考え方」にて「最大利益」について述べました。

利益を最大化するという考え方には、やはり2つの視点があります。

A.固定費と変動比率を最小限にとどめ、売り上げの中での利益を最大化する視点

B.市場の最大シェアを取り、売り上げを最大限まで伸ばし利益を最大化する視点

この二つの視点をバランスよく持つことが、真に最大利益をつかむ方法となります。

Aを突き詰めていくと、売り上げ拡大に限界が生じ、利益も伸び悩むことになります。
Bを突き詰めていくと、人件費、広告宣伝費などに莫大な経費を投じることになり、
売上が伸びても利益は伸び悩むということになりかねません。

そのため、AとBの両方の視点を持ち合わせて、事業について考えていくことになります。
Bについては「投資の収益性」という分析を行うことで、ある程度の利益の予想が可能です。
Aについては市場が縮小傾向の時に主に採用される傾向にありますが、
事業を行っていくうえで、常に忘れてはいけない視点でもあります。

改善を行う場合も、経営を行う場合も「利益の最大化」を目標においてそこに到達する上でどうすればよいのかということを常に考えることが重要です。



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