究極の問題解決法 TRIZ

以前5Sが改善・問題解決の基礎であるというお話をしました。
5Sはどんな問題、課題でも、使えるということですが、
その5Sのやり方について行き詰る場合もあります。
今回は、そんな時に思考の助けとなるTRIZを紹介します。

私は以前いた会社の改善活動においてサークル内でこれを紹介したことがありますが、
知名度が低いせいか、知っている人は一人もいませんでした。
GOOGLE検索でも 3,380,000 件と、5Sの100分の1ほどの検索結果です。

TRIZとは
「旧ソ連海軍の特許審議官アルトシュラーが膨大な特許情報を分析した結果より導き出した一連の発明の法則をまとめたもので、「システムの理想性向上を目指すために、技術進化の原理に基づき、革新的アイデアを創出する合理的方法論」です。」と
産業能率大学総合研究所のページに紹介があります。

アルトシュラーは特許に多く触れるうちにその多くに共通点があることに気づき、
それらを「発明原理」としてまとめあげたのです。
現在ではそれらが問題解決のツールとして世界に広まっています。

ではTRIZとは具体的にどういうものかというと、
現在広く知られているものは、「40の発明原理」というもので、
例えば、分離の原理、組み合わせの原理、代替原理などです。

この発明原理をリストやカードなどの形で用意し、
問題・課題に対して、使えるか使えないかを機械的に検討していくというのが、
一般的な使い方です。

TRIZの40原理については日本語で訳され、いろいろなサイトでも取り扱われています。
翻訳の仕方によって、意味をとらえやすいかどうか個人によっても違うものと思われますので、
あえてこれとご紹介はしませんが、自分がわかりやすいと思ったリストを手元において、アイディアが必要な時は一読されてみることをお勧めします。

何しろこの世にあるほぼすべての発明はTRIZの原理に従って行われているといいます。
ということは、TRIZの中に必ず問題解決のヒントが隠されていると言っても過言ではないのですから。

京阪神製造業研修.com










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