親育てセミナー

数年前に子育て中の親御さんを対象とした「親育てセミナー」で講師を務めました。
先月その受講者の方から、子供さんが無事に独立した、セミナーを受講して学んだことが子育ての役に立ったっと嬉しいお言葉をいただきました。

そのセミナーの内容は社員教育を子育てに活用するというものでした。
特にSL理論(Situational Leadership Theory)が好評でした。

SL理論は部下の成熟度によって指導方法(リーダーシップ)を変えていくというもので、
人材教育でも基本となるものです。

新入社員には具体的に指示し、事細かに監督する。
その次の段階では方針を伝え、自分で考えさせ、頼られれば応えます。
最終的には権限、責任を部下に委譲していくことを目標としますが、
これは子育てでもそのまま使える理論になります。

幼稚園以下や低学年には具体的な指示指導が必要かもしれませんが、
高学年になったら、自分で考える機会を与える必要があります。
中学生になったら、自分の意志で行動できるように仕向け、
成人したら、責任も権限も委譲し、親の手を離れることができるようにしていきます。

家庭は企業の縮図です。
親が経営者で子供は家族は社員と置き換えることもできます。
家庭でも、企業でも人を育てる基本は一緒で、
その本人の成長に合わせたカリキュラム、指導方法を組むことが重要です。

京阪神製造業研修.com

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